争族を避けるために

相続が得意な税理士に頼むメリットは次の２点です。

①財産評価が大きく変わる

相続財産の中で評価が最も重要となるのが、土地の評価です。土地の評価は、不動産のことを熟知している専門家とそうではない資格者では大きな差が出ます。「広大地」の評価はその際たるものであり、通達制定の趣旨、広大地の定義から解釈運用までを知らずに実務に運用して間違えると大変なことになります。

損をされないためにも不動産に強く相続を得意としている税理士に相談することを是非お勧め致します。

②円満な相続を第一に考え、節税対策にもベストを尽くす

まずは、「争族」とならないように円満な相続になるように遺産分割を行うことが重要です。誰もが気になる節税ですが、事業の節税と相続の節税は全く別物です。節税策においては「小規模宅地の特例」をいかに活用するかが大きな節税ポイントですが、これは厳しい適用要件が存在するのと同時に所有土地をどのように当てはめるかが重要です。

また、遺産分割を工夫することで相続税額を軽減するのですが、経験やノウハウと同時に、相続人の間に立つ税理士の調整能力が大きなポイントとなります。